2015年 08月 09日
祖母の十年忌祭
私の祖母の十年忌祭がありました。
私の実家は神道なので仏式と少し違い、10年目に年忌があります。
お葬式をあげた斎場に親戚一同集まり、法要をしました。
10年ぶりに会う叔父・叔母やいとこ達。
食事会をしながら、近況報告をしたり、父の兄弟の昔話を聞いたり、
戦争の話・ばあちゃんとの思い出を語ったり。
それは、それは、とてもいい時間を過ごせました。
子供用しか写真撮れなかったけど、なかなかよかった!
私の父は長男だったので、結婚当初から同居。
私は生まれた時から~お嫁に行くまで、ずっとばあちゃんと同居の内孫で、
私と兄は1番かわいがってもらったと思います。
初めて聞いた父の昔話。。。
ばあちゃんの父(私から見てひいじいちゃん)は、警察官だった。
ばあちゃんの夫(私から見たじいちゃん)は、公務員だった。
武士の家系で、代々伝わる刀があった。
でも、ばあちゃんの両親は、小学生の頃に二人共亡くなり、
幼い兄弟6人、養子に出されバラバラになったこと。
じいちゃんと結婚後、赤紙が来たが、病気で戦争に行けなかったこと。
じいちゃんの弟は海軍で、戦死したこと。
終戦4年後に、じいちゃんが病気で亡くなったこと。
幼い6人の子供を、女手一人で育てたこと。
ばあちゃんは早くに両親を亡くし、夫を亡くし、ずっと苦労したんだね。。。
それでもいつもニコニコして、そんな苦労した姿を見せない人だった。
いつも「ありがとう!」と、感謝の気持ちを持ってる人だった。
子供達(父・叔父・叔母)と孫(私たち)、一人ずつ思い出を語って~で、
私も語りたいことはたくさんあったけど、泣いてしまって言葉にならなくて
何も話せなかったよ。
なかなか子供に恵まれない私のひ孫を楽しみにしていたばあちゃん。
あゆが生まれた時は老人ホームにいて、新生児の出入りは控えてだったから
抱っこしてもらえなかったのが、心残りです。
写真は見てもらったけどね。
今年は終戦70周年。
テレビでも特集や映画があり、また子供たちも戦争のことを
授業で学んで、父の話は興味深かったんじゃないかな?と思いました。
初めて聞いた家系のルーツ。
命が繋がっているって、やっぱりすごいな。
ご先祖様があって、今の私たちがいて、これから未来の子供たちに繋がる。
大事に繋いでいけたらいいな!
次の20年忌祭は10年後・・・両親も80代になるので、
開くのは難しいかな?と、今年の集まりで一応終わったのでした。
あ~でも最近の私、涙腺がゆるいな。
これ打ちながら、また泣いてるし。
ばあちゃんを見習って、強く生きないとね!
by dekopon1002
| 2015-08-09 15:52
| 家族・身内